状況別に、2通りの移行方法。
世界中で愛用されていたメール管理アプリ『Mailbox』は、2016年2月26日をもってサービスの提供終了を発表。
Mailboxチームによると、サービス終了後、自動スワイプパターンは全て解除されるとのこと。
つまり、
『この送信元からのメールは受信トレイをスキップして即アーカイブ』
『この送信元からのメールはこのリストへ』
といったような設定は全て解除されてしまい、受信トレイを経由してしまうことになります。
『せっかく大量の仕分け設定をしていたのになんてことをしてくれるんだ!責任者を出せ!』
と、大げさな話になる前に、2つの対策方法を提案します。
自動スワイプパターンの移行
Mailbox公式サイトの説明では、
『自動スワイプパターンはエクスポートできるから、Gmailヘルプページを参考にフィルター設定してね!』(要訳)
とあったので、
『ああ、フィルターを一括インポートすればOK?これは助かる!』
と思ったのも束の間。先にお伝えしておくと、
データを一気に移行することは出来ません。
検証したところ、MailboxとGmailの自動振り分けデータの形式が違うので、まるごと移行することは出来ないようです。
拡張子の違いだけでなくデータ内の記述ルールが大きく違い、読み解くことは出来るのですが、変換も手軽ではありませんでした。
この機会に変換テンプレートを作ろうとも考えたのですが、Gmail側の仕様が変更される懸念もあり、この場で公開することは少し危険だと判断し断念しました。
その経緯のキャプチャーなども用意していましたが…割愛します。
Mailbox側の言う『フィルター設定してね!』とは、どうやら『手動で、フィルター設定してね!』ということだったようですね。なんて残念。
ともあれ、エクスポートしておかないと、”その時”が来てからそれ以降は、メールが届く度に振り分け設定していくことになりますよね….
というわけでここでは、 2つの選択肢を提案します。状況に応じて参考にして下さい。
自動スワイプパターンが少なく、
【 仕分けルールさえ可視化してもらえれば、手動設定してもOK 】な場合
自動スワイプパターンがたくさんあり、
【 イチから設定するなんてやってらんないです 】な場合