一度設定したら、後はおまかせ!
せっかく作った自分のWEBサイトが、ある日突然、真っ白に・・・!そんな悪夢のような現実に直面したとき、冷静に対処する準備はできていますか?
原因がサーバーの不具合であっても、テーマやプラグインの改悪アップデートであっても、真っ白になってしまった事実はどうしようもありません。
万が一、”真っ白画面”に直面してしまった時のために、他でもない自分自身で対策をしておかなければならないのです。
そう、バックアップをしておく必要があります。
例え大きなサーバー事故が起こらなかったとしても、今や無数のテーマとプラグインが存在し、混在してアップデートを繰り返しています。そんな中で、それぞれの『相性』が常に良いとは限りません。WEBサイトのバックアップは、サイト運営者の『たしなみ』とも言えそうです。
とは言っても・・・実際、WordPressで作ったサイトって、どうやってバックアップするんでしょう?
せっかく作ったWEBサイトが真っ白になったら困る!
そもそもバックアップって、どーやんの?
どのくらいの頻度でバックアップすればいい?
あんまり大変だと、メンドクサくて続けられなくなりそう・・・
そりゃそーです。誰でもそう考えるはずです。
今回は、WordPressプラグイン【BackWPup】を使って、初心者でも簡単にバックアップできる方法を紹介します。初期設定さえしてしまえば、自動的に、定期的にバックアップしてくれるので、面倒なこともなく、安心してサイト運営できるようになります。
バックアップ作業の流れ
まず、完成させたい『バックアップ作業の流れ』をつかんでおきましょう。
現状のWEBサイトのデータを「BackWPup」にまとめてもらい、それを「 」に保存してもらう、といった流れになります。
「
」とは、写真や文書ファイルなどのデータをインターネット上に保存しておけるサービス。WEB上の「 」に保存されたデータは手元のパソコンにも同期されるので、データの操作をパソコン上で行うこともできます。また、スマートフォンやタブレットからでも利用できるのでとても便利。容量は無料で2GBまで使用可能。今回のバックアップ用途としては充分です。
Dropboxのアカウントを作成
まず下のリンクからDropboxの無料アカウントを作成します。
名前・メールアドレス・任意のパスワードを入力して登録すると、インストール用のファイルがダウンロードされます。
ダウンロードされたインストーラーを実行し、あとは画面の指示に従って操作すれば簡単に利用出来るようになります。
BackWPupの設定
まずはプラグインのインストールから。
WordPress管理画面「プラグイン」⇒「新規追加」で検索するとヒットするので、作者が『Inpsyde GmbH』であることを確認してインストール・有効化します。
有効化すると左カラムに「BackWPup」の項目が追加されるので、その中の「新規ジョブを追加」を選択。
以降は設定タブごとに説明します。
『一般』タブ
・『
』→自由に設定してOK。ここでは「Dropboxバックアップ」としました。・『
』→「データベースのバックアップ」と「ファイルのバックアップ」にチェック。・『
』→「Zip」にチェック。・『
』→「Dropboxにバックアップ」にチェック。・最後に「変更を保存」をクリック。
『スケジュール』タブ
・『
』→「WordPressのcron」にチェック。・『
』→自由に設定してOKです。ここでは毎日午前5時に設定しています。※『スケジューラタイプ』を「高度」に設定すると、より綿密に指定することが出来ます。
・最後に「変更を保存」をクリックします。
『DBバックアップ』タブ
全てデフォルトのままでOK!
『ファイル』タブ
全てデフォルトのままでOK。大項目全てにチェックが入った状態です。
『宛先:Dropbox』タブ
「Dropboxのアプリ認証コードを取得」をクリック。
続いてDropboxとの連携を認証する画面が出るので「許可」をクリック。
表示された認証コードをコピーして、『Dropboxのアプリへアクセス』欄へ貼り付け。
・『
』でDropbox内のどこに保存するかを指定します。(デフォルトで記載されている場所を覚えていれば変更しないでOK)・『
』で、”何日分のバックアップファイルをDropbox内に保存するか”を設定します。ここで設定しているように「7」にすると、日々保存されるバックアップファイルが一週間分たまり、それ以降は古いファイルから順番に上書きされていくことになります。・最後に「変更を保存」をクリック。
・
・
全ての設定が完了!これで指定した時間に毎日バックアップをしてくれます。
試運転(手動でバックアップ)
試しに、「今すぐ実行」をクリックして、実際にバックアップできるか試してみます。ジョブ実行中は不具合防止のため、他のページヘ移動せずに処理完了まで放置しておきましょう。
ジョブが完了すると、Dropbox側の指定したフォルダーにバックアップファイルが保存されていることが確認できます。
このように、WordPress・使用テーマ・プラグインなどのアップデート直前に、手動でジョブを走らせておくことも出来るので安心ですね。
ちなみに週に一度ぐらいの頻度で、Dropboxに保存されている最新ファイルをローカルにダウンロードし、保存しておけばなお安心です。そうすることで、「Dropboxになんらかの不具合があった場合」にも備えることが出来るでしょう。
BackWPupの設定画面が英語化されている場合はこちら
カスタマイズをするなら、その前に。